ギリギリの線の上を歩いているの
もうだめだわ 落ちてゆく覚悟もないのに もうだめだわ 知らぬ間に落ちてゆく 音楽が遠くなる 声が わたしの 言葉も心も たいせつな箱庭も 忘れてしまう 抜けおちてしまう 留める 両手が 透き徹ってゆく ギリギリの線の上を歩いているの もうだめだわ どうしたらいいの もうだめだわ 知らぬ間に落ちてゆく 色が薄くなる 世界が 遠のいて どうしたらいいの わからないわ だれか教えて 教えてよ 留める 両手が 透き徹ってゆく #
by shino_latte
| 2013-08-11 00:03
黒い海をゆく
軋む船に 揺らぐ水面 風が吹かなくても オールがなくても 光が差さないのなら 何処にも降り立つ地がないのなら 何処へ行っても同じでしょう 暗い海を漂う 軋んだ船底から 滲む暗闇 しがみついても 沈んでしまっても 世界に光がないのなら 何処にも辿り着けないのなら 何処へ行っても同じでしょう それでも不意に 聞こえてくる音楽 きっと こころの ずっと奥から 僕の何かが 歌い続けてる 不確かで 不鮮明の 二度と辿れないメロディだけれど あわよくばそれを 最後の希望にしよう 僕らが沈みきってしまう迄の ラララ ララララ ララ ラララ 深くて黒い海をゆく 何処にも辿りつけないような 果てしなく何もない海路 たとえ何処にも行けなくても 沈んでしまう 未来でも それでも不意に聞こえる音楽が 僕のずっとずっと奥から 僕の僕が 歌い続けてる だから きっと ずっとずっと 何処へ行っても同じでしょう #
by shino_latte
| 2013-08-03 23:03
ピアノの音 古い本
蔦の這う 誰も知らない箱庭 雨上がりの道 昔失くした異国の絵本 何処までも白い雪 青くて透明な空 夏至の曹達水 スケッチブック 使い古した鞄 五線譜の落書き 鉱石と懐中時計 記憶の水底に沈む 散らばった 美しい欠片 ちりちりと瞬く星空のように 今も散り散りに光を灯して 僕の中に宿る 僕だけの宇宙 #
by shino_latte
| 2013-06-22 00:30
一歩一歩踏みしめる #
by shino_latte
| 2013-06-14 23:17
降り続ける雨は
世界を繋ぎ留める糸のようで 地上を切り裂く刃のようで 総てを遮断するノイズのようで 僕らが飛べないように 僕らが飛んでしまわないように そこに行くことすら出来ないように 僕らを地面に押し付ける 無情の圧力のようで ああ ああ あああ どうしようもなく どうしようもなく どうしようもなく 受け止める間もなく 消化する間もなく 記憶する間もなく ああ ああ あああ 雫は溢れ落ちてくる #
by shino_latte
| 2013-06-10 23:19
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